子供見守りGPS端末の選び方

見守りGPS端末の選び方

近年、子供の居場所を知るための方法として需要が増している見守りGPS端末、見守りサービス。

様々な企業が子供のための見守りGPS端末を開発・販売しており「一体どれが良いのか分からない」という方も多いはず。

GPS端末をどんな項目を見て選ぶべきかについて解説します。

目次

位置情報の精度

子供の見守りに使うGPS端末なので、精度が高い方が望ましいです。

見守りGPS端末は、”GPS端末”と呼ばれているので当然ですが衛星測位システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)を利用しています。このGNSSの1つとしてGPSがあります。

他にも複数の種類のGNSSがあるので、多くの衛星測位システムに対応しているものを選びましょう。

GNSSの種類開発した国
GPSアメリカ
GLONASSロシア
Galileoヨーロッパ
BeiDou中国
みちびき日本
GNSSの主な種類

例えば対応しているGNSSが1種類(例:GPS)の場合、都会のビルの多い場所や、山に囲まれた地域では、GPS の衛星からの電波をビルや山に邪魔されて十分に受けられず、自分の位置を特定することがでず、位置精度が落ちることがあります。

そのため、GPS の衛星に加えて GLONASSやGalileo、みちびきなど、より多くの衛星測位システムを使うことで、電波を受けられる可能性が高まり、その結果として自身の位置精度が高くなります。

空が十分開けた場所で使う分には少数のGNSSで十分ですが、そうでない場合はより多くのGNSSに対応した製品を選びましょう。

GPS位置情報を活用した機能

GPSにより子供の現在地が分かることはもちろん、行動の履歴等も取得可能な製品が多いです。

機能名称概要
移動経路履歴過去に遡って子供の移動経路を調べることが可能。
移動履歴を保存できる期間は製品によって異なる。
ジオフェンス機能あらかじめ登録した目的地・スポットへの到着/出発時に親のスマホへ通知する機能。
例えば、学校から帰ってくる時間を逆算して親が行動できるようになる。
プッシュ通知機能GPS端末に搭載されているボタンを押すことで、親のスマホに現在地を通知する機能。
押すときのルールを家族で作っておけば、迎えに来て欲しい時、迷子の時、など連絡が可能。
のりもの検知機能子供が乗り物に乗った際に通知する機能。
予定通り乗り物に乗れたかどうかが判断できるので、安心できる人も多い。
離れたアラート機能
※Blutoothの機能
親と子の距離が離れた際に通知する機能
あらかじめ親のスマホとGPS端末をBluetoothで接続しておく。迷子の防止に役立つ。

GPS端末によって機能有無が若干違ったりするので、どのような機能が必要かをあらかじめ決めておく必要があります。

移動経路履歴やジオフェンス機能、プッシュ通知機能はほとんどの製品で採用されています。

稼働時間&バッテリー残量通知

見守りGPS端末は基本的に、子供のバッグ等に入れっぱなしで利用するケースが多いです。

もしバッテリーが小さいと、頻繁に充電する手間は計り知れず「今日は充電切れたままだ…まぁいいか…」と子供の位置情報が分からない日々が増えます。

各GPS端末のできることや機能にもよってバッテリーの消費量は変わるので、一概にバッテリーが大きければOKとは言えませんが、1つの目安になるのは間違いありません。

選ぶ観点

  • 稼働時間は長いか
  • バッテリーの容量(単位:mAh)が大きいか
  • 測位間隔を長くできるか(測位間隔が短いとバッテリー消費が激しい)
  • ディスプレイがあるか(あると消費は激しくなる)

また、バッテリー残量が少しになると親側のスマートフォンへ通知が来る機能「バッテリー残量お知らせ」機能を備えたGPS端末を選びましょう。

知らないうちにバッテリーが切れ「うちの子が学校から全く動かない!なぜ!?」といった心配事が増えてしまいますので注意です。

通知またはトーク、メッセージ機能

近年のGPS端末では親が子供の位置情報を知るだけでなく、子から親へ通信できる機能を持っている製品があります。

  • 端末の通知ボタン押下により親側へ通知(SOSボタン)
  • 親子間でボイスメッセージが送り合える
  • 親子間で文字メッセージが送り合える

機能があればあるほど連続稼働時間に影響したり月額料金が高くなる傾向があるので、どこまでの機能が必要か家族で話し合って決めるのが望ましいです。

ボイスメッセージや文字メッセージを送るなら、キッズケータイやスマホを持たせる方が良かったりもします。

充電端子

充電器を別で用意する必要があるのか、親のスマホの充電器が使えるのかが個人的には大きいです。

近年ではほとんどのGPS端末は下記のどちらかを採用しています。

  • USB Type-C
  • micro USB

Androidスマートフォンにも採用されていたのでピンとくる方も多いのではないでしょうか。

比較的新しめのAndroidスマートフォンしか持っていない家庭の場合は、Type-Cのケーブルはあってもmicro USBのケーブルは持っていない場合もあるので、GPS端末もUSB Type-Cの充電端子を持つ製品にする方が手間が省けるかと思います。

本記事のまとめ

本記事では子供見守りGPS端末の選び方、選ぶ際の観点についてご紹介してきました。

  1. 位置情報の精度
  2. GPS位置情報を活用した機能
  3. 稼働時間&バッテリー残量通知
  4. 通知またはトーク、メッセージ機能
  5. 充電端子

GPS端末はシンプルな機能がゆえに、ほとんどの製品が似通っています。

そのため一見違いが無いように見えますが、上記の観点で選ぶことをおすすめします。

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